東京大学アタカマ天文台の6.5m主鏡用真空蒸着装置が無事に完成しました。
2020年1月~4月に日本国内での組み立て作業・起動試験を行い、望遠鏡として使用可能なアルミニウムの薄膜を製膜することが
できることを確認いたしました。
株式会社 三光精衡所
東京都葛飾区金町2丁目1番1号
03-3607-2328
東京大学アタカマ天文台の6.5m主鏡用真空蒸着装置が無事に完成しました。
2020年1月~4月に日本国内での組み立て作業・起動試験を行い、望遠鏡として使用可能なアルミニウムの薄膜を製膜することが
できることを確認いたしました。
現在、東京大学大学院理学系研究科・天文学教育研究センターを 中心に東京大学アタカマ天文台建設計画(通称TAO計画)が 進められています。 TAO計画とは世界最高水準の口径6.5m の赤外線望遠鏡を 南米チリ共和国北部アタカマ高地にあるチャナントール山頂に 建設する計画です。 望遠鏡は使用しているとだんだんと鏡面が汚れてしまいます。 そのためアルミニウムを再度剥離・蒸着する必要があるのですが 主鏡が直径6.5mもあり、施設内から運び出すのも一苦労です。 そこで蒸着装置を天文台内部に設置する必要があります。 そこで弊社は2018年に東京大学様と契約し前述の 真空蒸着装置を製作することになりました。 チャンバーが非常に大きいため、2018年9月ごろから 設計が開始され製作が完了するまでに 1年以上の時間がかかりました。 |
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その後、日本国内でチャンバーと周辺機器の組み立てと装置の 起動試験を行いました。 1月に試験会場への周辺機器の搬入を行い、2月上旬には チャンバーも到着。 その後組立作業を約1ヵ月かけて行い、3月上旬ごろから 起動試験を開始しました。 その後繰り返し起動試験を行いながら各種装置の微調整を行い、 国内での起動試験を無事に完了することができました。 (2020年4月に蒸着したサンプルをもとに性能評価をし、 合格をいただきました。) |
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